9/13 from selcuk to istanbul


移動日です。


社会人になって旅行がしばらくできないとなると、長距離移動もこれで最後。

なんだか淋しい。


最後の移動に電車を選ぼうと思ったが、

色々聞いてみるとトルコは電車の便が悪いそう。


残された時間もあとわずかだし

今日のうちにイスタンブールに着こうとすると

確実なバスを選ぶ他ない。


楽しかったセルチュクを離れ、

のどかな田園風景をひた走る。


途中、休憩を何度も挟んで小腹を満たしながら

トルコ第三の都市、イズミルで経由。


イズミルのオトガル


さすがはバスの国、トルコ。

どれに乗ればいいのかわからないほどバスが集積する。



朝出発したのに、もう既に3時に。



バスは、海岸沿いを走る。


イスタンブールまで陸をグルッと回るかと思いきや、

港で停留し、バスごと船へ入る。


船にて

思いがけない船の旅。

カモメが寄ってくる。


カモメと国旗


陽も落ちてきた。

向こう岸はいよいよイスタンブール。


夕日とイスタンブール


長時間バスに乗っていると、、

乗客の顔は自然と覚えてくる。


ちらちらとこちらを見てくる若い男がいた。


何のきっかけで話をしだしたかはもはや覚えていない。

しかし、日本が大好きだというウールとは、

お互いままならない英語で必死に会話をした。


ウールと自分

歳は俺の1コ下。

空手が好きで、日本へ行きたくてしょうがないのだとか。


そんなぎこちない会話を繰り広げていると、

バスのサービス係りがこっちへ寄ってきて、

トルコ語で話しかけてくる。


ウールとバスの従業員


さらに3人での会話にならない会話が続き、

いつの間にかバスはイスタンブールへ。


イスタンブールのオトガル(バスターミナル)は、

さすが大都市だけあって、数え切れないほどのバスが停車している。



ウールとは変な友情が芽生え、

別れ際にお互いの無事を祈り、持っているものを形見に手渡す。


彼からもらったものの一つ、ナッツの実をバリバリ食べながら

中心街へ行くためにミニバスへ乗り込む。


右も左もわからないまま、

駅で降ろしてくれ、とだけ言って降ろしてもらう。


観光の中心であるスルタンアフメットまで行くには、電車が一番。

しかし、どこから乗るのか、どうやって乗るのかわからず悪戦苦闘。


大都市はなかなか危険なもので、

夜にバックパックを持って道に迷っていると不安にかられる。


1度間違ったキップを買ってしまうが、

ようやく電車に乗り込めば、そこは日本を思い出すようなモダンな車内。


さすがは大都市、ファッションも音楽も、全てが最先端だ。


スルタンアフメットでは宿の客引きが激しい。

騙されるな!と本で読んでいたので彼らは無視して進む。


ユースホステルへ向かう途中、

キレイな噴水とブルーモスクが眼前に現れる。


噴水とブルーモスク


ブルーモスクがすぐそこ。

ブルーモスク

思ったより暗い道を進み、治安が悪そうだなと思っていると

ぼろぼろのホステルの看板を発見。

少し躊躇するも、夜も更けているのでそのまま泊まる事に。



宿の屋上では、ベジタリアンのイスラエル人たちが

バーベキュー道具でパスタを作っている。

めっちゃ旨そう。


夕食




イスラエルの情勢について色々と聞いてみた。

彼らは古くからの教えを忠実に守っている。

聖書についてはもっと勉強する必要がある。


明日からはまた精力的に観光を開始する。

今日は移動できたから良し。