今日は写真モリモリなので覚悟してほしい。
画像が大量にあるため、本日は2部構成でお届けする。
-------------------------------
9/14 from istanbul
起きたのは7時頃だったと思う。
久しぶりに早起きしたのは、3つ理由があって、
1.豊富な観光スポットをもつイスタンブールの主要箇所を今日1日で回る
2.トプカプ宮殿へは早く行かないと混雑する
3.宿を変えたいので、早くチェックアウトする
だからである。
昨晩泊まった宿は、若干陰気なオーラが漂っていた。
宿のスタッフは悪くなかった。
しかし、ホテルが乱立するエリアから少し離れた場所にあるので、
近くに店が何も無く、暗いし、寂しい感じもしていた。
最後の都市の宿は素晴らしい思い出で終わらせたかったのだ。
他の旅行者と出会える場所が良かった、というのが本音かもしれない。
4泊ほどするといってチェックインしたのに、
次の日に宿を出てしまって、何か悪い気がしたが、
朝からバックパックを背負って新たな宿へ歩き出す。
10分ほど歩くと、賑やかな通りに出た。
そこで探していた宿はすぐに見つかり、
雰囲気のよい感じに、すぐOKを出した。
さすが人気宿といった明るい場所だった。
そして、最後もドミトリー。。。
新たな宿へチェックインするなり、
荷物を置いてすぐ飛び出してトプカプ宮殿へ向かう。
トプカプ宮殿までは歩いて5分ほどの好立地。
まだ開園間際で人が少ない。
トプカプ宮殿は、
オスマン帝国の繁栄の跡である。
昔々、オスマントルコは、
西はモロッコから東はアゼルバイジャンに至り、
北はウクライナから南はイエメンに至る広大な領域を支配した。
しかも、1299からつい最近の1922年までその王朝は存在していたという。
1922年っていったら、85年前。おばあちゃんが生まれるちょっと前だ。
そんな、巨大な王朝故、
残した遺産もハンパなく豪華。
見上げれば、金模様。
中でも、ハレムは優雅さを極めている。
イスラム教の男女隔離思想が背景にあるのだが、
要は、世界中から集められた美女たちと王様だけの秘められた空間。
日本でよくいうハーレム状態ってやつだ。
羨ましすぎです。
そんなハレムは、トプカプ宮殿とは別施設扱いで、
10TLYを払わないと入れない。
今の時代でも金が集まる施設だ。
30分ほど待ってようやくチケットを手にするが、
完全に人ごみに飲み込まれ、
館員の誘導されるがままに。
しかし、さすが金を払うだけはあって、
コーランがあるのもイスラム的でなんとも・・・。
撮影OKなのはいいが、
自分がフラッシュを焚かないために
この世のものではないような空間が続く。
部屋ごとにコンセプトが違うのか、
どの部屋を見ても飽きないし、
意味ありげなイスラム模様。
トプカプ宮殿は
三方をボスポラス海峡とマルマラ海、金角湾に囲まれた丘に位置する。
敵の侵入もすぐわかるようにだ。
世界中から集められた財宝の中には、
その他、86カラットのダイアモンドや金剣など
すべてかルパン三世で見るような財宝ばかりが展示されている。
これは昔の様子を表した壁画。
太陽も頂点を過ぎ、
トラムバイを見ながら、ドネールケバブをほおばる。
観光地のメシは高いので
安飯を探すのが大変。。。
次はアヤソフィア。
歴史に翻弄された寺院。
ビザンティン帝国時代にキリスト教の大聖堂として建設され、
オスマン帝国時代にはモスクとして利用された。
ビザンティン建築の最高傑作と評価されながら、
イスラム教の聖地であったりキリスト教の聖地であったりした場所だ。
この穴に親指を入れたまま手を一回転できると願いごとが叶うといわれています。
東大寺か!
荘厳ななかに、
哀愁を感じてしまいます。
吹抜けの開放感。
どでかいコーランの文字。
隠されたマリアのフレスコ画。
昔々、
オスマンの人々は、キリスト教のフレスコ画を
最近になって、発見されたのだとか。
建築技術はさすが。
ファイナルファンタジーに出てきそうな建物。
マリアさん。
そして、
アヤソフィアを出ると、眼前にブルーモスク。
すんごいすんごいとは聞いていたけど、
こんなに美しいとは。
ブルーを基調とした装飾に、
高い天井、散りばめられた光。
コーランの文字。
美しいものを見すぎて感覚が麻痺していても
やっぱり美しいし、モスク独特の気持ちよさがある。
あまりに気持ちいいものだから、
トルコ絨毯の上で、一眠り。
すごい人だかりの中で、
自分の場所を確保して、
横になって目をつぶってみる。
警備員に怒られた。
外から見ても中から見ても最高のブルーモスク。
1日中いろ、と言われたら喜んで居られる空間。
祈りを捧げる人は、
外で足を洗ってから入る。
そんな素晴らしいブルーモスクと青い空。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回へ。